旧統一教会総裁の逮捕状請求=前大統領夫妻との癒着疑惑―韓国特別検察

 【ソウル時事】韓国の特別検察官は18日、請託禁止法違反などの容疑で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁(82)の逮捕状を請求した。裁判所は22日に逮捕状発付の可否を決める審査を実施する。
 特別検察官は、尹錫悦前大統領と夫人の金建希被告=あっせん収賄罪などで起訴=、教団の癒着疑惑について捜査している。韓総裁は17日、特別検察官の事務所に出頭し、聴取を受けた。
 韓国メディアによると、特別検察官は、教団の元幹部が便宜供与を受けることを目的に金被告に対し高級ネックレスなどを贈った過程で、韓総裁による承認があったとみている。また、元幹部と共謀し、尹氏側近の国会議員、権性東容疑者=政治資金法違反容疑で逮捕=に1億ウォン(約1060万円)の不正な政治資金を渡した疑いも持たれている。 
〔写真説明〕世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子総裁=17日、ソウル(AFP時事)

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