
【イスタンブール時事】イスラエル軍は17日、パレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市で、過去2日間で150カ所以上の「テロ関連の標的」を攻撃したと明らかにした。報道によれば、イスラエルがガザ市でイスラム組織ハマス壊滅に向けて地上作戦を開始した15日以降の死者は100人を超えた。人的被害が拡大する中、軍はガザ市制圧への攻勢を一段と強める構えだ。
イスラエル軍は、人口が密集するガザ市中心部へ進軍を続けているとみられる。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、ガザ市では大勢の避難民が身を寄せているキャンプが攻撃を受け、17日だけで子供や女性を含む38人が死亡した。
〔写真説明〕17日、爆発の後、煙が立ち上るパレスチナ自治区ガザの様子=イスラエルから撮影(ロイター時事)
〔写真説明〕17日、パレスチナ自治区ガザ中部で、イスラエルの警告を受けて南部へ退避する住民ら(ロイター時事)