
「日本女子プロゴルフ選手権」の第2ラウンドを終えてトータル3アンダー・6位タイにつけた青木瀬令奈。前週の「ゴルフ5レディス」の試合会場では、普段とは違うツートンカラーのボールを打つ姿があった。
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青木が使用していたのは、ダンロップの『スリクソン Z-STAR DIVIDE』。見た目は白と黄色のツートンカラーで、性能は『スリクソン Z-STAR』と同じ。ゴルフ5レディスの練習打席では、通常の白いボールに加えて、このカラーボールも打つことができたのだ。
「ツートンボールはパターでラインをタテに置いて回転を確認するのに便利です。ヨコ回転になってしまった場合も、ストロークでボールの回転がどうなっているか意識して練習できます。実は試合でも使ったことがあって、ショートホールのグリーンでタテのラインを目標にして打つときなどに役立ちます」
パター練習に効果的な一方で、アプローチで回転を見るためにツートンボールを取り入れる選手もいる。青木はさらに独自の方法を編み出していた。
「私はボールをヨコに置いて(上側が白色、下側が黄色になるようにして)フェアウェイバンカーで打っています。赤道に当てるイメージで打つと、リーディングエッジから当たって浮力が出るんです。クリーンに当てる練習をしています」
ボールの赤道を狙って正確に打つイメージができるため、クリーンなインパクトを習得しやすいという。ツートンカラーならではの視覚効果で、より明確な感覚をつかめるのだろう。
独自の練習法を取り入れて技術を磨く青木。今週のメジャーセッティングでも高い技術を発揮できるのか注目したい。
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