「ナウル共和国駅」誕生 千葉県銚子市

 千葉県銚子市に「ナウル共和国」駅が誕生した。太平洋の島国ナウルの観光局が、奇抜な取り組みで知られる銚子電鉄の笠上黒生(かさがみくろはえ)駅のネーミングライツ(命名権)を取得し、愛称が決まった。国名が駅名になるのは珍しいという。
 きっかけはX(旧ツイッター)。銚子電鉄が7月、開業102周年の手作り広告を投稿したところ、ナウルの観光局が大阪・関西万博のPRで、同社の広告デザインのパロディー版を作成。緩いやりとりが反響を呼び、今回の企画につながった。今後、「消滅危機言語」に指定されているナウル語による車内放送を予定しているほか、万博パビリオンの公式マスコットなどを駅庁舎内に移設し、「記念博物館」を開く構想もある。
 「ナウル共和国」駅になる前の愛称は「髪毛黒生(かみのけくろはえ)」駅。ヘアケア商品メーカーがネーミングライツを取得していた。銚子電鉄は「お金をかけすぎず、緩く楽しく盛り上げたい」と話している。【もぎたて便】

〔写真説明〕新たな愛称で誕生した「ナウル共和国」駅=19日、千葉県銚子市

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