悲報!喫煙&飲酒が好きな人は認知機能が低下しやすい

お酒を嗜む割合、タバコを嗜む割合は女性よりも男性のほうが多いことで知られています。仕事の合間にはタバコを吸い、一日の終わりの晩酌は欠かせないという男性は多いことでしょう。しかし酒飲みで喫煙者の男性ほど注意が必要。お酒が好きでタバコも吸うという人ほど脳の認知機能の低下が著しいことがわかっているからです。

認知機能の低下速度が速まってしまう
イギリスの研究にて、45歳~69歳の男女6千人以上を対象として、タバコとアルコールの消費量と、その後の10年間の経過について調査した研究結果によると、タバコとお酒を嗜む人ほど認知機能低の低下速度が速いことがわかったようです。具体的には、タバコもお酒も嗜む人は、タバコは吸わないがお酒を飲む人よりも36%、認知機能の低下速度が速かったようです。以前からお酒の飲みすぎや喫煙は老化の原因となることで知られていましたが(老化を進めたくないなら、今すぐ禁煙 )、これらを組み合わせることでその悪影響は脳にまで達してしまうということですね。

10年で2歳分余計に老いることに相当
ちなみに研究者によれば、タバコとお酒を嗜む人は10年の間で、通常より2年余計に歳をとってしまう計算となると言及しています。つまり20歳から喫煙と飲酒習慣をはじめた人は、60歳になる頃には70歳レベルの認知機能レベルに衰えてしまう可能性があるということ。飲酒量と喫煙量が多ければこれだけで済むとも限らないのです。

研究で言うお酒の飲みすぎとは
今回の研究で喫煙習慣とお酒の飲みすぎの組み合わせが認知機能低下を速めることがわかったわけですが、具体的にどれくらいがお酒の飲みすぎになるのでしょうか。今回の研究によれば、アルコール換算で週に168g以上摂取している場合がお酒の飲みすぎであると報告されています。一般的にお酒の適正量は一日20g、ビールに換算して500ml程度だといわれていますが、これを一週間毎日続けたとしても140gにしか及びません。それに肝臓の健康を考慮すれば休肝日も設けておくべきですし、いかにアルコール168gが飲みすぎであることがわかります。タバコにおいては適正量も何もないので言及する必要はないでしょう。喫煙習慣があり、週に168gに相当するようなアルコールを摂取している人は、脳の認知機能低下を引き起こす前に、その習慣を改めた方が良さそうです。

writer:サプリ編集部

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