
昨年まで3年連続で平均飛距離1位に輝いた河本力。今季はその河本を抜いて、平均318.52ヤードでトップに立っている選手がいる。プロ4年目のシーズンを送っている22歳の内山遥人だ。彼に飛ばしのヒントを教えてもらった。
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遠くに飛ばすためにボール位置を工夫しています。クローズスタンスで構えてややカットに振ってフェードを打つのが、僕の飛ばし方。ボール位置はセオリーよりもかなり左寄りの左足ツマ先前に置いてアドレスしています。
左に置いた上で、ヘッドをやや離して構えることで、ヘッド軌道の頂点を越えてフェースが閉じ始める辺りでインパクトできるようになります。そうすると、つかまった球が打てるので飛距離が稼げるようになるのです。僕の場合、セオリーにあるような左カカト線上にボールを置くと、フェースが開いて当たりコスリ球になるミスになるので、中寄りにボールを置かないようにしています。
他に飛ばしで意識しているのが、上体を積極的に回し続けるイメージです。体の回転を止めてリリースしてしまうと、フェースが返ってしまいチーピンにつながります。そのミスを防ぐために、ハンドファーストのイメージのまま上体を開きながら回し続ける。そうすると、厚い当たりが可能になります。
実際のスイングでは、ボール位置が左寄りになるドライバーで打つので、ハンドファーストになりませんが、上体を回し続けるイメージを常に持って振っていますね。
■内山遥人
うちやま・はると/ 2003年生まれ、福岡県出身。25年のドライビングディスタンスは318.52ヤードで、現在1位。今年中の初優勝を狙う。芥屋ゴルフ倶楽部所属
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