
フライブルクに所属する日本代表MF堂安律が、フランクフルトへの加入に迫っているようだ。24日、ドイツメディア『FUSSBALL TRANSFERS』が伝えている。
現在27歳の堂安は、2015年に高校2年生でガンバ大阪のトップチームデビューを飾った。以降はフローニンゲン、PSV、ビーレフェルトを経て、2022年夏にフライブルクへと完全移籍。1年目から主力として活躍し、在籍3年目となる2024-25シーズンのブンデスリーガでは、34試合に出場しながらキャリアハイとなる10ゴール8アシストをマークした。
フライブルクのヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に大きく貢献し、今夏の移籍市場では複数クラブから注目を集めている堂安。そうしたなか『FUSSBALL TRANSFERS』によると、堂安が以前から関心を寄せるフランクフルトへの加入に近づいているという。すでに堂安とフランクフルトは個人合意に至っており、フライブルクとのクラブ間交渉も大きく前進している模様。現在は細部の調整を残すのみで、まもなく正式な移籍発表が行われる見込みと報じられている。
なお、今回の交渉で突破口となったのが、フランクフルトに所属していたU-21フランス代表FWウーゴ・エキティケのリヴァプール移籍であるようだ。同選手の売却額は9500万ユーロ(約164億円)にも達し、フランクフルトのスポーツディレクターであるマルクス・クレシェ氏はこの資金をもとに戦力補強を本格化。エキティケの移籍金が、堂安の獲得費用に用いられると見られている。