
陸上の世界選手権東京大会(9月)代表選考会を兼ねる日本選手権第2日は5日、東京・国立競技場で行われ、男子110メートル障害は泉谷駿介(住友電工)が13秒22(追い風0.8メートル)で2年ぶり4度目の優勝を果たし、代表に決まった。0秒01差で2位の野本周成(愛媛県競技力向上対策本部)も代表入り。
男子やり投げは崎山雄太(愛媛県競技力向上対策本部)が日本歴代2位の87メートル16で初優勝。世界選手権の参加標準記録を突破し、代表に決まった。同100メートルは桐生祥秀(日本生命)が10秒23(追い風0.4メートル)で5年ぶり3度目の制覇。小池祐貴、多田修平(ともに住友電工)は同タイムで5位だった。
800メートルの女子は久保凜(東大阪大敬愛高)が1分59秒52をマークし、自身が昨年出した日本記録を塗り替えて2連覇を果たした。男子は落合晃(駒大)が1分45秒93で2連覇。
女子100メートルは井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が11秒45、男子棒高跳びは江島雅紀(富士通)が5メートル70で制した。女子100メートル障害準決勝では、福部真子(日本建設工業)が大会記録に並ぶ12秒75の全体トップで6日の決勝に進んだ。
〔写真説明〕女子800メートル決勝で日本記録を更新し、笑顔を見せる久保凜=5日、東京・国立競技場
〔写真説明〕男子110メートル障害決勝、力走する泉谷駿介(左)。右は高山峻野=5日、東京・国立競技場
〔写真説明〕男子100メートルで優勝し、喜ぶ桐生祥秀=5日、東京・国立競技場
〔写真説明〕女子100メートル決勝、1位でゴールした井戸アビゲイル風果(右手前)=5日、東京・国立競技場