護衛艦「いずも」にカタパルト複数付いた! 米ドローン大手 衝撃の画像を公開

空母「いずも」の将来を暗示?

空母や駆逐艦で固定翼機を運用できるシステム

 アメリカのドローン大手、ゼネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)は2025年6月24日、公式Xにおいて各種無人機の運用イメージを具現化した画像を複数公開しました。

 そのなかで目を引いたのが、海上自衛隊のいずも型護衛艦を無人航空機(UAV)の洋上プラットフォームとして運用するものです。この画像は、大型の滞空型無人機MQ-9Bをメインにしたものですが、その下側には艦首に航空機射出用のカタパルトを2基設置したいずも型護衛艦が描かれていました。

 この画像の艦には艦番号「183」が明記されているため、いずも型1番艦の「いずも」になります。甲板上には2機のMQ-9Bが置かれており、うち1機はカタパルトに設置され射出待ちのような状況です。

 この無人機とカタパルトの組み合わせは、2025年1月17日にGA-ASIが発表した新型の無人機射出システムになります。

 発射システムは電磁式(リニア)カタパルトになるようで、設置を想定している艦艇にはアメリカ海軍の空母や強襲揚陸艦、イギリス海軍のクイーン・エリザベス級空母、45型駆逐艦などとともに、日本のいずも型護衛艦も挙がっているようです。

 GA-ASIによると、無人機射出システムは従来の有人機カタパルトよりも、かなり小規模で最小限のスペースで済むとしており、その面積は小型のドローンを打ち出す場合で約1.2m×0.6mとなるそうです。

 クイーン・エリザベス級やいずも型は戦闘機であるF-35Bの運用能力は付与されていますが、有人機用のカタパルトがないためE-2Dなどの固定翼タイプの早期警戒機が運用できない状態です。将来的には無人機にその役割を与えることで、より拡張性の高い運用が行えるようになる可能性があります。

 このたび公開されたイメージ画像は、まさしくそういった将来構想を具現化したものだと言えるでしょう。

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