米大統領、イスラエルに自制要求=イラン攻撃で「大規模衝突」警告

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は12日、ホワイトハウスで記者団に対し、イスラエルが対イラン攻撃に踏み切る可能性があると警告した。その上で、イランとの核合意が近づいており、「攻撃は望まない。衝突回避を望む」と述べ、イスラエルに自制するよう要求した。
 攻撃の時期については「差し迫っているとは言いたくない」と語るにとどめ、明言しなかった。ただ、「大規模な衝突が起こる可能性がある。地域の米国人に退避を呼び掛けなければならなかった」として、イスラエルとイランの衝突に備えていると強調した。
 トランプ政権は11日、一部の在イラク大使館員に国外退避を指示したほか、中東地域に駐留する米兵の家族が地域外に自主退避することを承認。トランプ氏は同日、中東地域が「危険な場所になる可能性がある」と語っていた。 
〔写真説明〕米国のトランプ大統領=10日、ワシントン(AFP時事)

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