医療費未払い、入国審査を厳格化=外国人材受け入れで司令塔組織―政府

 政府は6日、「外国人材の受け入れ・共生に関する関係閣僚会議」を首相官邸で開き、総合的対応策を改訂した。過去に日本で医療費未払いを起こした外国人の入国審査を厳格化し、社会保険料を滞納した外国人の在留資格更新を不許可とする方針を新たに盛り込んだ。
 出席した石破茂首相は「海外からの就労者や観光客らの増加に鑑み、国民が不安を感じる事案が発生している」と狙いを説明。その上で「多岐にわたる施策を総合的に推進する司令塔機能を強化するため、内閣官房に事務局組織を設置する」と表明した。
 出入国在留管理庁によると、過去に医療費を支払わなかった外国人観光客の入国を拒否し、新たな未払い発生を防ぐ。中長期在留者については、過去に未払いの経歴がある場合に在留資格審査を厳格化する方針だ。 
〔写真説明〕外国人材の受け入れ・共生に関する関係閣僚会議で発言する石破茂首相(左)=6日午前、首相官邸
〔写真説明〕外国人材の受け入れ・共生に関する関係閣僚会議に臨む石破首相(左から4人目)ら=6日午前、首相官邸

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