元交際相手を再逮捕=被害女性をストーカー容疑―川崎民家遺体・神奈川県警

 川崎市川崎区の民家で同区の岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件で、神奈川県警は28日、岡崎さんに付きまとったなどとして、ストーカー規制法違反容疑で元交際相手の無職、白井秀征容疑者(27)=死体遺棄罪などで起訴=を再逮捕した。「黙秘します」と話しているという。
 再逮捕容疑は昨年12月12日午前4時10分ごろから同20日午前7時前にかけ、4回にわたり、岡崎さんがいる川崎区浜町付近や同区東田町付近をうろつき、付きまといなどを繰り返した疑い。
 捜査関係者によると、岡崎さんからの通報や、親族の話などで日時を特定した。同容疑者は岡崎さんの自宅周辺や働いていた飲食店付近をうろつき、今年3月までの任意の事情聴取でストーカー行為を認めていたという。
 県警などによると、岡崎さんや親族らは同容疑者から嫌がらせや付きまといを受けたと警察などにたびたび相談していた。県警は岡崎さんが行方不明になった昨年12月20日以降、今年3月25日までに7回、白井容疑者から任意で聴取。同容疑者が出国した後の4月末に同容疑者宅を同法違反容疑で家宅捜索し、遺体を発見した。
 県警は岡崎さんが死亡した経緯の解明を続けるとともに、岡崎さんが行方不明になった前後の対応に問題がなかったか、「検証チーム」を設置して確認を進めている。 
〔写真説明〕神奈川県警本部=横浜市中区

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)