避難者が西田さん代表曲熱唱 福島県双葉町

 福島県双葉町で5日、東京電力福島第1原発事故のため茨城県つくば市に避難している歌手の守家文子さん(66)のコンサートが開かれた。昨年10月に死去した福島県出身で俳優の西田敏行さんの代表曲「もしもピアノが弾けたなら」など5曲を妹の城下和子さんと共に熱唱した。
 守家さんら双葉町民がいた埼玉県の避難所を訪問した際に西田さんが歌った曲で、励ましの言葉もかけられたという。
 コンサートは、復興支援に尽力した西田さんの功績を伝える企画展に合わせて開催された。守家さんは「復興を見届けたかったという西田さんの思いを継ぎたい。(自らも避難者として)苦しんでいる人の心に寄り添える歌を歌っていきたい」と語った。【もぎたて便】

〔写真説明〕西田さんの写真の横で歌う守家文子さん(左)と妹の城下和子さん=5日、福島県双葉町

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)