
国道11号の大内白鳥バイパスが、2027年度に延伸開通します。
建設が進む国道11号大内白鳥バイパス
国土交通省四国地方整備局香川河川国道事務所は2025年4月23日、建設を進めている国道11号大内白鳥(おおちしろとり)バイパスが、2027年度に延伸開通すると発表しました。
国道11号は、四国の徳島・香川・松山3県を東西に結ぶ路線です。徳島から瀬戸内海沿いに鳴門・高松・坂出・四国中央・新居浜・西条など経て松山に至る大動脈となっています。
このうち大内白鳥バイパスは、香川県東端に位置する東かがわ市の伊座~小砂(こざれ)間9.2kmをつなぐ計画です。整備目的は、市中心部の混雑緩和や高松道・白鳥大内ICへのアクセス強化など。2000年度に事業化し、2014年から2021年にかけて両端部を除く白鳥(国道318号)~土居(県道10号さぬき東街道)間5.9kmが暫定2車線で開通しています。
そして2027年度には、東側起点部の伊座~白鳥間2.1kmが、暫定2車線で開通する見込みです。伊座では、現道の国道11号と接続。これにより徳島県境や引田方面から、国道318号、白鳥大内IC、さぬき東街道方面への行き来がスムーズになります。
高松から見ると、延長約26km・4車線バイパスの県道10号さぬき東街道から続く大内白鳥バイパスがさらに東へ延伸し、国道11号(現道)に到達する形です。
香川河川国道事務所は、バイパスへの交通の移行が進み、現道の混雑解消が期待されるとしています。