
【ワシントン時事】トランプ米大統領は25日に公表されたタイム誌のインタビューで、ロシアが2014年に一方的に併合したウクライナ南部クリミア半島について「ロシアにとどまることになる」と語った。和平実現後もロシアによる実効支配を容認する姿勢を改めて示した。
インタビューは22日に実施。トランプ氏はこの中で、ウクライナのゼレンスキー大統領を含め誰もが「長期にわたりクリミアがロシアと共にあったことを理解している」と指摘。「オバマ(元大統領)がクリミアをロシアに与えた」とも語り、併合の責任は当時大統領だったオバマ氏にあると主張した。
〔写真説明〕25日、ホワイトハウスで記者団の取材に応じるトランプ米大統領(EPA時事)