渋野日向子は34パットでバーディなし 次戦はタイ「伸びしろたくさんだと前向きに」

<ファウンダーズカップ 最終日◇9日◇ブレイデントンCC(米フロリダ州)◇6465ヤード・パー71>

63位から浮上を目指した渋野日向子は、最終日にバーディを奪えなかった。3ボギーの「74」としてトータル5オーバー。決勝ラウンドでスコアを伸ばせず、予選通過者のなかでは最下位の67位で今季初戦を終えた。
序盤からチャンスを演出していた。2メートルに乗せた1番、フェアウェイバンカーから3メートルにつけた2番とともにバーディパットをショート。そしてパーオンを逃した5番でボギー。3日目と同じようにボギーが先行する展開で、雰囲気に陰りが出た。

8番パー5では1メートルにつける絶好のチャンスが来た。これまで打ちきれていない状況を払しょくするかのような力強いストロークで狙ったが、カップに蹴られた。「モロに出ていましたよね。そんな感じが。4日間を通していいパッティングができたとは思えなかったし、今日が一番ひどかった」。最終日は「34」パットで、4日間平均も「32.5」と低い数字だった。

「パッティングが入ってくれば流れに乗れるタイプ」だけに、グリーン上でのつまずきはスコアを作っていくうえで避けたい。「試合をこなしていくなかで、ちょっとずつ自分の緩んでしまうクセが直ってきてくれるといいんですけど。練習ですね」。

チャンスにもつけていたショットについては「まだ振り切れてないところもある。右にも、左にも行くしっていうミスの幅がちょっとずつ狭くなっていってくれると。(ミスが)一個に絞れれば攻め方も変わってくるかもしれない」。真っ先に課題を口にしながらも、評価できる部分もある。

今季初戦を迎えるにあたって、自信は20%と言っていた。「うーん…。でもまだ伸びしろたくさんだなとすごく前向きに思える。(割合は)そのまんまかな」。次戦は20日に開幕する「ホンダLPGAタイランド」。成長を求めて米国に残り、調整をしていく。(文・笠井あかり)

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