兵庫県明石市にある県立明石公園で11月25日（土）26日（日）の二日間が開催予定の、「2017西日本B-1グランプリin明石」に出場する方達を紹介するこの企画も残すところあと2回となりました。今回は粉もの編です。「備後府中焼きを広める会」、「とくしま豆天玉連」のみなさんが出品するご当地グルメをとりあげます。
■備後府中焼きを広める会「備後府中焼き」
広島県府中市は「ものづくりの町」です。全国的に有名な府中家具や府中味噌のほか、伝統工芸の体験や工場見学などが楽しめます。また、天然のすべり滝「三郎の滝」と秋の紅葉はオススメスポットだそうです。
「備後府中焼きを広める会」は市内の店舗を中心に３４店で構成されています。「備後府中焼き」を通じて広島県府中市のまちを全国にＰＲするためＭＡＰの作成や県内外のイベントへの出展や親子体験教室の開催にも取り組んでいます。また、マスコットキャラクターのミンチューと市内を中心にイベントへ訪問しているそうです。
高度成長期に工業都市として栄えた府中市は、共働きの家庭も多かったといいます。そんな中、子供のおやつとして、お好み焼きに安く旨みがでる牛や豚のミンチを使ったのが「備後府中焼き」の始まりと言われています。牛や豚ミンチを使うことで、その脂で外側のそばはカラッとし、もやしを入れずキャベツをたっぷり使い、ミンチの旨みと一緒になり中はふわっとした焼き上がりになるそうです。
■とくしま豆天玉連「とくしま豆天玉焼き 」
徳島県徳島市は、「ひょうたん島」の愛称で親しまれる地域があり、その周囲を巡る周遊船が運航されているそうです。その他にも、市の象徴ともいうべき眉山や、「四国三郎」とよばれる吉野川もあります。
「とくしま豆天玉連」のみなさんは、徳島市に古くから伝わる「豆天玉焼き」のルーツを学び、これこそが徳島市を代表するソウルフードであることに気づき、「とくしま豆天玉焼き」をメニューとしているお好み焼き店を隈なく取材し、ホームページで紹介することをはじめ、県内のイベントに出展しています。「2017西日本B-1グランプリin明石」では、ご当地ソングや四コマ漫画などでもPRしていくそうです。
「とくしま豆天玉焼き 」とは、甘く煮込んだ「金時豆」と小海老を油で揚げた「天ぷら」を「お好み焼き」に入れたメニューです。徳島は関西との交流が盛んであった為、お好み焼きのスタイルは、水で溶いた小麦粉に刻んだキャベツ・ネギ・天かす・玉子・豚肉・いかなどの具を専用の器に入れてよくかき混ぜてから鉄板の上に置いて焼く「関西風」が主流です。徳島市で豆を入れる文化は、徳島県が塩田が盛んな地域だったため甘党の人が多く、日頃とは違う甘い味を望んだことからだそうです。ミスマッチにも思える組合せは、なんとも言えない癖になる味だといいます。
その他にも、開催地である明石市から「あかし玉子焼ひろめ隊」がPRする「あかし玉子焼」も魅力的です。たこ焼きのルーツともいわれる明石焼きは、「玉子焼」の名で地元の人々に愛されているそうです。
次回は「高槻うどんギョーザの会」の変わり種「高槻うどんギョーザ」と、「鳥取とうふちくわ総研」のヘルシーな「とうふちくわ」、「出雲ぜんざい学会」の紅白白玉の入った「出雲ぜんざい」を紹介します。
■B-1グランプリとは？
B-1グランプリの正式名称は「ご当地グルメでまちおこしの祭典！Ｂ-１グランプリ」といい、Ｂ-１グランプリの「Ｂ」は地域ＢＲＡＮＤ（ブランド）の「Ｂ」であり、まちを盛り上げ地域ブランドを確立しようと日々活動するまちおこし団体の共同ＰＲイベントです。グランプリに来場したお客さんは、地域をPRするパフォーマンスやおもてなしの対応など、料理のおいしさだけでなく総合的な評価で、気に入った団体に割り箸で投票するシステムになっており、2日間で獲得した割り箸の総重量で、受賞団体を決定するということです。今回の「2017西日本B-1グランプリin明石」には、関西・中国・四国・九州の西日本を中心に全国各地から２４のまちおこし団体が出展するということで、TheNewsでは出展団体とご当地グルメを紹介していきます。
「2017西日本B-1グランプリin明石」詳細
開催日時:11月25日（土）26日（日）9：30 ～ 15：30
会場:兵庫県立明石公園
料金:入場無料 料理には専用チケット（金券）が必要
【記事下リンク】
2017西日本B-1グランプリin明石
http://www.b-1gp-akashi.jp/
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