ロシアの対空ミサイルがレーダーを公海上の“哨戒機に照射”「威嚇行動の標的となった」と抗議 フランス

合理的な理由のない挑発行為?

緊張続くバルト海上空での出来事

 フランスのセバスティアン・ルコルニュ共和国軍事相は2025年1月17日、バルト海を飛行していた海軍の海上哨戒機「アトランティック2」がロシア軍の防空システムにレーダー照射を受けたと発表しました。

 ルコルニュ軍事相によると、レーダー照射があったのは1月14、15日とのこと。バルト海上空を飛行中にロシアの対空ミサイルシステムS-400の火器管制レーダーにロックオンされたそうです。

 火器管制レーダーは通常、火器の使用に先立って行われるものであり、合理的な理由がない限り他国の航空機に照射するのは危険な行為とされています。

 この件に関してルコルニュ軍事相は「ロシアの威嚇行動の標的となった」と話し「このようなロシアの攻撃的な行動は容認できない。我が国の軍隊は、国際空域および海洋空間における航行の自由を守るために行動し続ける」とロシア側を批判しました。

 フランス国内の報道によると、海軍の「アトランティック2」はフランス北部ブルターニュのラン・ビウエを出発し、スウェーデンやバルト三国の沖を経由するルートを飛行していたそうです。

 これらの空域はスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)の加盟により、拡大したエリアの一部でもあります。

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