鳥取の“第三の南北軸”3月延伸!「北条倉吉道路」の開通で山陰アクセスが充実

北条倉吉道路の倉吉西IC~倉吉南IC間3.8kmが、2025年3月22日に開通します。

倉吉西IC~倉吉南IC間が開通

 鳥取県は2025年1月23日、北条倉吉道路の倉吉西IC~倉吉南IC間3.8kmが、3月22日に開通すると発表しました。平井伸治知事が会見で明らかにしました。

 北条倉吉道路は、米子道の湯原IC(岡山県真庭市)から県境を越え、鳥取県中部の倉吉市を貫いて山陰道の北条JCTに接続する約50kmの高規格道路構想です。国道313号のバイパスとなり、京阪神から鳥取市に通じる鳥取道、米子市に通じる米子道に次ぐ“鳥取第三の南北軸”ともいえます。

 現在は山陰道が通る北栄町から南下して、倉吉西ICに至る約10kmの自動車専用部と、県境部の犬挟峠道路約9.0kmが開通。それに続く6.2kmも現道が改良されています。

 今回は、倉吉市で鳥取県立美術館が3月30日にオープンするのに先駆けて、北条倉吉道路が倉吉南ICまで延伸します。途中にはハーフICの倉吉小鴨ICも開設されます。新たな終点の倉吉南ICは、国道313号に接続します。

 平井知事は「美術館のある倉吉周りの観光アクセスも含めた強化が図られることになろうかと思います」と開通の効果を説明します。

 倉吉市は、この北条倉吉道路の整備により、山陰道と米子道を30分で連絡し、「吹田・神戸まで3時間、小牧(愛知県)まで5時間」という構想を掲げています。「距離のわりに時間がかかるから、山陰に来るのはすごく大変な印象」があるといい、山陰の高速道路網が、この「時間的遠距離感」を払拭するとしています。

 22日は開通式が予定されるほか、その前の15日は、倉吉西IC周辺で開通記念ウォークなどのイベントが開催される予定です。

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