ウクライナ軍「最新技術を結集させた」自走砲を受け取り“軽快な機動性と無人砲塔”本国のドイツでもまだ配備前

ドイツで開発された装輪式の最新自走りゅう弾砲。

装輪装甲車をベースとした次世代の自走りゅう弾砲

 ウクライナ国防省は2025年1月13日、「RCH155」自走りゅう弾砲の第1陣をドイツから受け取ったと発表しました。

 自走りゅう弾砲は、ドイツのKMW(クラウス・マッファイ・ウェグマン)が開発した装輪タイプの車両です。車体は同じくKMWが開発した装輪装甲車「ボクサー」をベースとしており、まだドイツ連邦軍にも納入されていない最新式のものとなっています。

 特徴は52口径155mmりゅう弾砲を搭載した砲塔で、無人式で遠隔操作する方式です。このため、乗員数は2名と極めて少なく済みます。

 また、走行速度は舗装路上なら最高100km/h、航続距離も整地であれば最長700km、最大射程は通常砲弾で最大30km、長距離用のリアクティブ発射体「V-LAP」を使用した場合は最大56kmを誇ります。

 ウクライナ軍は同車両を最終的に54台受け取る予定ですが、第1陣では6台が引き渡されました。式典にはオレクシー・マケエフ在ドイツ・ウクライナ大使とドイツのボリス・ピストリウス国防相が出席しました。

 なお、最初に引き渡しが行われた6台は、ドイツ国内に留まりウクライナ軍将兵の訓練用に使用される予定です。

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