松山英樹の高精度アイアンをAI分析 アマチュアがダフるのは上体を「右に残し過ぎ」だった!

「アイアンが特に苦手」という元サッカー日本代表の福田正博さん。スイングAI分析の第一人者である北野達郎が、米ツアー開幕戦の「ザ・セントリー」4日間で、2イーグル・33バーディを奪って優勝した松山英樹と、福田さんのスイングをAI診断アプリで比較した。

【福田】ドライバーでもダフりますが、それ以上にアイアンのダフリで悩んでいます。ダフらなくても当たりが薄いし……。

【北野】福田さんは、ドライバーと同じスイングをしていますね。テークバックで右に動いたら、上体が右に残ったまま打っています。そうすると、アッパー軌道になるので、アイアンだとダフってしまいます。

【福田】そうだったんですね。全然気が付かなかったです。
【北野】ティアップして打つドライバーは上体が右に残った状態でも、アッパー軌道で球を捉えられます。一方、地面の上にあるボールを打つアイアンは、松山プロのように真ん中かやや左に動くのが理想です。

【福田】だから、どれだけ練習してもダフるんですね。

【北野】チェック方法としては、練習場のマットでヘッドの左にガムテープを貼って素振りをするのが効果的。ガムテープが剥がれないなら、アイアンでダフっている証拠です。

■福田正博
ふくだ・まさひろ/1966年生まれ。元サッカー日本代表で、現在は解説者として活躍している。ゴルフ歴30年で平均スコアは「95」。カットスライスによるOB連発での大叩きが悩みの種。

■北野達郎
きたの・たつろう/AIによる3D解析技術でスイングをデータ化できる解析アプリ『スポーツボックスAI』の第一人者。東京都千代田区にあるパーソナルゴルフラウンジでレッスンを行っている。
◇ ◇ ◇
 
●ドライバーではスライスに悩む福田正博さん。関連記事の【ドライバーが安定しないのは「動き過ぎ」が原因だった! 世界屈指のボールストライカー、コリン・モリカワは何がすごいの?】では、コリン・モリカワのスイングをAI診断している。

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