ドルトムント、5分間の“固め打ち”でヴォルフスブルクを撃破! グロスが一発退場も逃げ切りに成功

 ブンデスリーガ第15節が22日に行われ、ヴォルフスブルクとドルトムントが対戦した。

 ここまで14試合を消化したリーグ戦で6勝4分4敗を記録し、勝ち点「22」の暫定10位につけているドルトムント。ヌリ・シャヒン監督を指揮官に据えて今季開幕を迎えた同クラブだったが、直近はブンデスリーガ3試合連続ドローと足踏みが続いている。対するは、勝ち点「21」の暫定11位ヴォルフスブルク。前節はフライブルクを相手に公式戦9試合ぶりの黒星を喫しており、リバウンドメンタリティが求められるなかホームで年内ラストマッチに臨む。

 試合は25分にドルトムントがスコアを動かす。右サイドでコーナーキックを獲得し、ラミ・ベンセバイニが左足でインスイングのクロスを供給。ゴール前での混戦からフリーとなっていたドニエル・マレンがネットを揺らし、アウェイチームが先制に成功した。

 さらに直後の28分、自陣右サイドでボールを奪ったドルトムントが最終ラインを経由して左に展開。ベンセバイニが斜めに差し込み、セール・ギラシのポストプレーからユリアン・ブラントがボックス内へスルーパスを送る。走り込んできたマクシミリアン・バイアーがダイレクトで押し込み、貴重な追加点をゲット。華麗な崩しでリードを広げた。

 攻勢を強めるドルトムントは、2分後にGKを交えたビルドアップでボールを前進。敵陣内でポゼッションしながら、エムレ・ジャンがドリブルで持ち運ぶ。右サイドでパスを引き出したマレンがバイアーに繋ぎ、マイナスの折り返しをブラントがシュート。ワンタッチで合わせたボールはゴールに吸い込まれ、ドルトムントが5分間で3点を奪取した。

 一方のヴォルフスブルクも、後半開始早々の49分に決定機を創出。ハーフライン付近でボールを受けたヨーナス・ヴィンドがリドル・バクに繋ぎ、縦に出したスルーパスへルーカス・ヌメチャが抜け出す。完全に最終ラインの背後へと突破したヌメチャだったが、ニアを狙ったシュートはGKグレゴール・コベルがストップ。ドルトムントの守護神が1対1を制してチームを救った。

 すると、58分にコーナーキックからデニス・ヴァヴロがヘディング弾をマーク。ヴォルフスブルクが1点を返すと、63分には相手陣内でのプレスでボールを奪い、スルーパスに反応したヌメチャが前線に抜け出す。対応したパスカル・グロスがヌメチャを背後から倒し、主審はレッドカードを提示。一発退場でドルトムントが10人となってしまう。

 その後はヴォルフスブルクが何度もビッグチャンスを作ったものの、2点目は奪えず試合は終了。3-1で勝利したドルトムントが3ポイントを掴み取った。次節、ヴォルフスブルクは来年1月11日にアウェイでホッフェンハイムと対戦。ドルトムントはその前日にホームでレヴァークーゼンを対戦する。

【スコア】
ヴォルフスブルク 1-3 ドルトムント

【得点者】
0-1 25分 ドニエル・マレン(ドルトムント)
0-2 28分 マクシミリアン・バイアー(ドルトムント)
0-3 30分 ユリアン・ブラント(ドルトムント)
1-3 58分 デニス・ヴァヴロ(ヴォルフスブルク)

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