レアル、4発快勝でラ・リーガ2位浮上! “現役ラストマッチ”のヘスス・ナバスは65分からプレー

 ラ・リーガ第18節が22日に行われ、レアル・マドリードとセビージャが対戦した。

 ここまで17試合を消化したリーグ戦で11勝4分2敗を記録し、勝ち点「37」の3位につけているレアル・マドリード。前日に行われた“天王山”ではアトレティコ・マドリードが勝利して首位へと浮上し、レアル・マドリードは今節の結果次第で2位バルセロナをポイントで上回りながら年越しを迎えるチャンスが訪れた。対するは暫定12位と中位に沈むセビージャ。年内限りでの引退を発表している主将ヘスス・ナバスにとっては現役ラストマッチであり、スペインを代表する“レジェンド”のためにも白星を掴みたいところだ。

 ヴィニシウス・ジュニオールを累積で欠くレアル・マドリードだったが、立ち上がりの10分に幸先よく均衡を破る。GKも加わったビルドアップで前進し、中盤でパスを受けたブラヒム・ディアスがドリブルで持ち運ぶ。左サイドのロドリゴに展開すると、カットインからボックス正面のキリアン・エンバペへと横パス。フリーの状況で思い切り良く右足を振り抜く。強烈な一撃はゴールに吸い込まれ、レアル・マドリードが先制した。

 さらに20分、レアル・マドリードが左サイドでコーナーキックを獲得。キッカーを務めたロドリゴはダニ・セバージョスへのショートパスを選択し、エドゥアルド・カマヴィンガを経由してフェデリコ・バルベルデにボールが渡る。エンバペの1点目と同様に、相手のプレッシャーが弱くなった状況で右足を一閃。ペナルティエリア正面から放たれた豪快なミドルシュートがネットに突き刺さり、“弾丸ショット”が火を吹く形で追加点を挙げた。

 ホームチームの勢いは止まらない。34分にGKからのフィードをロドリゴがジュード・ベリンガムへパス。右サイドのルーカス・バスケスにボールが繋がり、味方とのワンツーで深い位置まで駆け上がる。右足でマイナス方向に折り返すと、走り込んできたロドリゴがダイレクトで反応。鮮やかな崩しでゴールを奪い、リードを3点に広げた。一方のセビージャも、直後の35分にイサーク・ロメロが得点をゲット。1点を返してゲームはハーフタイムに突入した。

 迎えた後半もレアル・マドリードがスコアを動かす。53分にボックス手前でボールを持ったエンバペが巧みなタッチでキープ。複数の相手選手を引きつけながら右サイドのL・バスケスに展開する。再びエンバペがリターンを受けると、エリア内のB・ディアスへとワンタッチでパス。トラップから左足で流し込み、レアル・マドリードが4点目をマークした。

 65分にはヘスス・ナバスが交代でピッチに送られ、ラ・リーガ「516試合目」の出場を達成。73分にはヘスス・ナバスのヒールパスからイサーク・ロメロがシュートを放ったものの、惜しくも右ポストに弾かれて得点には至らない。その後、セビージャは85分に1点を返すが、反撃及ばず試合は終了。4-2で勝利したレアル・マドリードが、宿敵バルセロナを抜いてリーグ2位へと浮上した。次節、レアル・マドリードは来年1月3日にアウェイでバレンシアと対戦。セビージャは来年1月11日にホームで同じくバレンシアと対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード 4-2 セビージャ

【得点者】
1-0 10分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
2-0 20分 フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)
3-0 34分 ロドリゴ(レアル・マドリード)
3-1 35分 イサーク・ロメロ(セビージャ)
4-1 53分 ブラヒム・ディアス(レアル・マドリード)
4-2 85分 ドディ・ルケバキオ(セビージャ)

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