停められなくても「戻れる高速SA」また一つ消える 駐車マス大拡張で“周回路”廃止 名神の“泊まれるSA”

これは地味に注意かも!

名神の「老舗SA」大拡張

 NEXCO中日本名古屋支社が進めていた名神高速下り・多賀SA(滋賀県)の駐車マス増設工事が、2024年12月10日に完成します。

 多賀SAは1964年の名神・栗東IC―関ヶ原IC間の開通当初からある老舗SAです。今回は「普通車・大型車兼用マス」を増設することで、大型車駐車可能台数が約1.7倍(92台→160台)に増加します。 また、商業施設から遠いバス用マスを廃止し、商業施設付近にバス専用マスを集約して増設。トレーラー用マスは9マスから8マスに減ったものの、それぞれ長さが19mから22mに見直されるなど、車両の大型化に対応しています。 一方、全体レイアウトの見直しで普通車エリアの一部にあった「周回通路」が廃止されています。 通常、SA・PAは一方通行のため、もし駐車マスに停められなければ、そのエリアを出て次のエリアに向かうのが原則ですが、ここには数少ない「周回路」があり、普通車エリアは出口付近から途中まで戻って再トライすることが可能でした。 ただ、下り多賀SAの周回路付きの普通車エリアは、平日夜間には空きマスが多かったとも。そのため、今回は周回路もつぶす形で普通車・大型車兼用マスを増設しています。NEXCO中日本は駐車マナーの一つとして「逆走は大変危険ですので、案内表示などにしたがってご走行ください」としています。 ちなみに、下り多賀SAには宿泊可能な温浴施設「レストイン多賀」が存在。本線を横断する歩道橋を介して、上り線エリアからでも下り線の施設を利用できます。

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