FWパトリックの名古屋退団が決定…史上16人目のJ1通算100得点達成&ルヴァン杯優勝に貢献

 名古屋グランパスは27日、FWパトリックが契約満了に伴い、今シーズン限りで退団することを発表した。

 1987年10月26日生まれのパトリックは現在37歳。J複数クラブでゴールを量産したブラジル人ストライカーは今冬、かつて3冠をともに成し遂げた長谷川健太監督が率いる名古屋グランパスに加入すると、シーズンを通して離脱者が相次いだFW陣において、公式戦36試合出場とコンスタントにプレー。J1リーグで5得点を記録した他、8月7日の第25節京都サンガF.C.戦では史上16人目のJ1通算100得点も達成していた。

 また、優勝したルヴァンカップでは、決勝戦は出番が訪れなかったものの、初戦の大宮アルディージャ戦で2得点を決めてチームに“風”を起こすと、サンフレッチェ広島との準々決勝2ndレグでも2戦合計スコアを振り出しに戻したゴールを決めるなど、“5つ目の輝く星”の獲得に大きく貢献した。

 ゴール前での嗅覚や得点感覚、屈強なフィジカルに秀でるだけでなく、前線からのプレスもサボらないなど、献身的なプレーも目立ったパトリック。目標に掲げていたタイトルを置き土産に、1年間ともに歩んだファミリーと別れる同選手は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「年始一番初めのインタビューで今年の目標はタイトルを獲得することだと言い、その目標を達成することができたので顔を上げてこのクラブを離れます。僕の名前を叫び、後押ししてくれたファン、サポーターの皆さまに感謝しています! これからも日本で最善を尽くしていきたいと思います。心の底から感謝しています。今年名古屋グランパスでプレーすることができて本当に良かったです!」

【ゴール】ルヴァン杯優勝に繋がった広島戦でのヘディング弾

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