ロシア軍が「とてつもない数」の戦車を失う? ウクライナ軍の撃破報告が“大台”に到達 驚愕の数字とは

激戦地では5個師団分の装甲車両を失った?

自衛隊が保有する戦車数の約26倍!?

 ウクライナ国防省は2024年10月17日、ロシア軍との戦いにおける最新の戦果を発表しました。

 同国防省は、ロシア軍が2022年2月に全面侵攻を開始して以降、破壊したロシア軍の兵器の数を毎日報告しています。  10月17日時点では、戦車9004両、装甲戦闘車両1万8002両、火砲1万9510門、多連装ロケット1232門/両、ドローン1万7104機、軍用ジェット機369機、ヘリコプター329機、各種艦艇28隻、潜水艦1隻などを破壊したと報告しています。戦車に関しては、ついに撃破数が9000両の大台に達した形です。 イギリスのシンクタンク、国際戦略研究所の発表によると、ロシア軍は侵攻開始前の2022年初頭の時点で約3000両の戦車を現役配備していたとのこと。それ以外に予備保管しているものを含めると最大1万200両もの戦車を保有していたそうですが、その大部分が失われたことになります。  アメリカのシンクタンク・戦争研究所は10月6日、ロシア軍がウクライナ東部のドネツク州で、大量の装甲車両を失ったと指摘。激戦地となっているポクロウシク方面では、5個師団分の装甲車や戦車を失ったとしており、攻勢を持続させることは難しいとの見解を示しています。 ロシア軍も戦車を新造したり、保管されていた旧式戦車を現役復帰させてたりして戦力を維持しようとしていますが、わずかな領土と引き換えに大量の損失を出す結果を繰り返しているようです。ドネツク州アウディイウカの戦いでは、あまりにも損害が大きいため、装甲車両の使用を制限したこともあったといいます。   なお、陸上自衛隊は、2024年4月時点で戦車を約350両保有しています。ウクライナ軍の発表が事実であれば、ロシア軍は自衛隊保有数の26倍の戦車を喪失した計算になります。  ロシア軍が実際に9000両もの戦車を失ったのかは不明ですが、装甲車両に多大な被害を受けているのは事実のようです。

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