
やっぱり本国仕様とは性能違った?
ERAに前垂れ、“鳥かご”まで
ウクライナ国防省は2024年10月7日、自国陸軍が運用するM1「エイブラムス」戦車の新たな映像を公開しました。 M1A1「エイブラムス」は、アメリカが開発した現用戦車で、ウクライナへは2023年9月に31両が供与されています。タイプは主砲を120mm滑腔砲に換装するなどの改良が施されたM1A1で、アメリカ国内で予備保管されていたものを、整備や小改良などしたうえでウクライナに対して引き渡されています。
すでに、実戦投入直後から撃破される車体が相次いでいることから、ウクライナ軍では、M1「エイブラムス」に対しても防御力強化の一環で、旧ソ連製の爆発反応装甲(ERA)「Kontakt-1」を増設しています。 さらに、砲塔上面には「コープケージ(鳥かご)」と呼ばれる、対自爆ドローン用の金網を付けている様子も確認できます。 また、映像には砲塔内部、車長席周りの様子も収められていますが、操作パネルの表記などがウクライナ語になっているのも見て取れました。 これまでもウクライナ軍が運用するM1「エイブラムス」はSNSなどで公開されていますが、ウクライナ国防省の公式で鮮明な映像で公開されるのは珍しいです。
【動画】車内までバッチリ! M1「エイブラムス」ウクライナ仕様をじっくり見る