仏軍事相「ミラージュ2000」ウクライナ引き渡しの時期を明言「改良するから少し待ってね」

巡航ミサイルに滑空爆弾、対艦ミサイルと兵装のバラエティは抜群!

フランス軍仕様の第一線機を提供へ

 フランスのセバスチャン・ルコルニュ軍事大臣は2024年10月8日、「ミラージュ2000」戦闘機をウクライナに引き渡す時期は2025年の第1四半期(1月~3月)になると明らかにしました。 説明によると、同機をウクライナに引き渡す前に、開発生産元のダッソー社で空対地戦闘能力の強化や、電子戦防御用の新システムの搭載などが施されるといいます。

 供与されるのは、改良型の「ミラージュ2000-5F」と呼ばれるタイプで、機数は不明です。なお、フランス航空宇宙軍(いわゆる空軍)のミラージュ2000-5保有機数は2024年現在26機であり、これらは将来的に「ラファール」へと置き換えられる予定のため、この更新によって余剰化した機体がウクライナに向かうようです。 「ミラージュ2000」の初飛行は1978年3月10日のため、すでに50年近く飛び続けていることになります。ただ、段階的に性能向上が図られており、AASM「ハンマー」ロケットモーター付き滑空爆弾、「SCALP-EG」巡航ミサイル、「エグゾセ」空対艦ミサイルなど、フランス製の各種誘導弾を運用できるため、その点では、F-16などにはない強みといえるでしょう。 そもそも、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が「ミラージュ2000」のウクライナ供与を明言したのは2024年6月6日のことで、それから4か月経ってようやく続報が出た形になります。

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