え、誰も座ってないんですが…「シートベルト警告」が出るのはなぜ?

助手席に誰も座っていない状態で、シートベルト警告が出ることがあります。一瞬怪奇現象を疑ってしまいますが、なぜ警告が出るのでしょうか。

シートの上に重い荷物を置いていませんか?

 クルマでシートベルトをして走り始めると、助手席に誰も乗ってないのに、シートベルトの着用を警告する「シートベルトリマインダー(乗員検知機能)」が作動したという経験をした人がいるかもしれません。 シートベルトの非着用を警告灯や警告音で知らせるものですが、なぜ“誤作動”することがあるのでしょうか。実はこの場合、隣に透明人間や幽霊がいたりするわけでもなく、機械トラブルでもないケースがあります。

 誰も乗っていないのに助手席や後席の警告が出る原因は、シートにかかる重さに原因があります。シートベルトリマインダーは、シートの重みをセンサーで感知して乗員の有無を判断しています。そのため、重い荷物などを置くと、たまにそのセンサーが反応してしまい、警告音や警告灯で注意を促されることがあります。 ある自動車整備関係者によると、荷物の角度や素材にもよりますが、大体座席に4から5kg以上の荷重がかかると、反応することがあるそうです。 対処法としては、荷物の位置を変えるだけだと再び警告される可能性があるので、座席から降ろすほか、シートベルトで荷物を固定するのが有効です。 特に、荷物そのものが重い場合は、急ブレーキや事故の際に荷物が飛んで、ドライバーや他の乗員がケガをする場合などもあるため、シートベルトで固定すると安全面とでも好ましいといいます。 しかし、このような対処をしても、警告灯や警告音が作動し続けることもあります。その場合は電気的な接触不具合などが起きている可能性があります。 なお、シートベルトリマインダーについては、道路運送車両の保安基準が改正され、2020年9月1日以降の新車には後部を含めた全席に備えるルールが定められました。後席に関しては車種やグレードによって、警告音の設定の差がありますが、警告灯はつくようになっています。

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