平田憲聖が“苦戦”ありの「62」で好発進 今季4回目のビッグスコアの要因は?

<パナソニックオープン 初日◇19日◇有馬ロイヤルゴルフクラブ(兵庫県)◇7100ヤード・パー72>

今季3勝で現在賞金ランキング1位の平田憲聖が11バーディ・1ボギーの「62」をマーク。10アンダーで単独トップに立った。前回勝利した「Shinhan Donghae Open」の3日目も同スコアでプレーしており、今季2度目の1日10アンダーを記録した。
「セカンドショット以降は安定していて、ちょっとティショットはあまりよくなかったんですけど、なんとかパターでしのぎながらという感じでした」。この日、フェアウェイをキープしたのは14ホール中8回と納得のいかないティショットではあったが、グリーンを外したのはわずか2回とバーディチャンスをつくるショット力がビッグスコアの要因となった。

チップインが1回あったが、バーディパットは基本的に6メートル以内につけ、入れごろ外しごろの距離も沈めてスコアを伸ばした。今回のグリーンは9フィートと夏らしい重さで、カップに届き切らず決めきれない選手が多く見受けられる。「僕も苦戦しました。3パットを2回したので」と手を焼く場面も。「タッチを合わせないと難しい。ロングパットは今日の課題かなと思います」と2日目に向けて再度調整に励む。

「62」に目が行くが、ビッグスコアは実はこれだけではない。1回目は「関西オープン」2日目の「61」、2回目は今季2勝目の「フジサンケイクラシック」2日目の「63」。3回目は今季3勝目の「Shinhan Donghae Open」3日目の「62」。好スコアを立て続けにマークできている要因は、“考え方”の変化だった。

プレー中は「何も考えていない」と気負うことなく目の前の一打に集中できているが、以前は「いいスコアが出ると、守りに入ることがあって、(スコアを)伸ばせないというのは結構あった」と思い返す。そこで視点を変えてプレー以外のことを考えずに、「目の前の1打に対してどうやって攻めようか」とゴルフに集中。「それがビッグスコアにつながっているのかなと思います」と話した。

今週は今季4勝目がかかり、周囲からも期待されるなかではあるが「もう何も考えてないですね」とこれまで通りのプラン。自分のゴルフに集中していくことを徹底するのみだ。(文・高木彩音)

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