ママにぴったり?テレワークってどんな働き方?

子どもが保育園に入れなかったり、入れたとしても送迎しつつの会社勤めは通勤が大変だったりしますよね。子どもはすぐに熱を出しお迎え要請もあります。子どものそばで働けたらどんなにいいかと皆さん思うでしょう。最近ちらほら耳にするようになってきた「テレワーク」という働き方。ママにとってどんな働き方になるのでしょうか。

テレワークとはどんな働き方?

情報通信機器を活用し、自宅やサテライトオフィス・喫茶店や空港のロビー・移動中の電車など、職場以外を仕事場とする働き方です。
全く出社をしないというわけでもなく、例えば営業移動中にカフェで報告資料を作ったり、バスの中でメールチェックをして返信することもテレワークになります。
その普及程度は総務省「平成26年通信利用動向調査」によると従業員100人以上の企業の11.5%で導入され、週に8時間以上働く「狭義テレワーカー」1,070万人、週1日以上、「終日在宅テレワーカー」は200万人と言われています。
ワーママたちが会社で終わらなかったデータ作りを家に持ち帰ってやることも、子どもと図書館に行ってそばで資料作りをすることも、テレワークになるということになりますね。ネットを使い他と繋がりながら働くならば、会社に所属していないフリーランスやSOHO、在宅勤務もテレワークということになります。

参考:
平成26年通信利用動向調査

政府や企業はどう見ているか

政府主体の「働き方改革」の実現に向けて、経済産業省や総務省などは2017年7月24日に「テレワーク・デイ」を行いました。7月24日は東京オリンピックの開会式日に当たり、公共交通機関が混雑することを緩和する目的もあるようです。
来年は1週間、再来年は2週間と期間を延ばして行われる予定です。サントリーホールディングスやNTTグループ、日本航空など72社がそれぞれ100人規模で一斉に実施しました。
しかし企業としては、企業のメリットが見えにくい・通信機器の配備・セキュリティ対策費用の重荷・社内でのコミュニケーション不安などから、テレワーク導入を躊躇しているところも多いようです。

ママがどうやってテレワーカーになるか
すでに自分が働いている企業に、テレワーク出来る仕事内容を認めてもらうというパターンがあります。すでにそうして働いているママは、初めにしっかりと自分の仕事内容を分析明文化し、ここの部分を自宅でやらせて欲しい、と上司や担当者と打ち合わせをしています。またすぐに連絡が取れるようにしたり、円滑なコミュニケーションを取る体制を整えるために、ポケットWi-Fiを購入したりスカイプなどのネットカメラを取り付けるなど、通信機器の整備を行っています。
状況は常に変わるので柔軟な見方と、動きが求められます。
これから働こうと思うママや転職希望のママには、テレワークを認めている企業にスキルを売り込んで就労するという選択肢があります。
またテレワークで仕事を行っている企業を探して就労するという選択肢があります。
いずれにせよ、自分のスキルを正しく把握しておくことが必要です。
またPC・ネット・ソフトに対する理解習熟すること、コミュニケーション能力を高めること、計画・実行力をもつことが重要になってきます。

どんな職種があるか

会社に所属しない働き方でどんなテレワークがあるでしょうか。
わたしが経験したものだと、ライター・ネット保守・紙媒体制作(デザイン)等があります。他にもプログラミング・英会話レッスン・翻訳・ネットサイトの制作などが思いつきます。あるいは、ハンドメイド制作したものを、ネットを使って売るのもテレワークに入るのではないでしょうか。おうちサロンをする人も集客・準備・アフターケアはテレワークに入ると思います。

気をつけるべきこと
フリーランスで前述のテレワークをしている場合、トラブルも多発しています。報酬の支払い遅延・不払い過小払い・不当に低い報酬額の決定が多く、法整備が求められています。厚生労働省も実態調査や在宅ワーカーのためのハンドブックを制作し、対応に乗り出しています。
わたしが経験してきたことを踏まえると、以下の注意点に気をつけるといいと思います。

・求人を見つけた場合、その仕事以外にも行っている事業があるか
どんな会社なのか、社会的信用性が高いのか多方面から見てみてください。

・直に面接があるか
ネットで募集がありエントリーした場合、担当者と会えるか会社はどんなところにあるか見るのは保険になります。

・契約書が交わされるか
仕事が開始される前に書面で条件等がきちんと書かれているかを確認します。データだけでなく、印刷して郵便で交換し自分の手元にも残るようにします。

・研修があるか
全く初めての業種の場合、無給でも研修があるかどうかが、今後のサポート体制を見るのに役立ちます。

・納品書など書面でやりとりがあるか
契約書と同じですが、仕事単位が終わるごとに自分の仕事が終わったことを証明し先方にも認識してもらうためにも書面は大切です。

政府もスキルアップのための「学び直し」支援強化を行っています。「eランニング」講座も増え受講料の一部を補助したり、「教育給付金」が離職後10年以内に延長されました。
ママであることを生かして柔軟な働き方ができるといいですね!

(文・川里 富美)

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