四日市-鈴鹿の幹線国道“3重化”へ 「鈴鹿四日市道路」が本格化 見えてきた“スーパー南北軸”

40年かかって完成したバイパスにつなげます!

「鈴鹿四日市道路」キックオフ

 国土交通省 三重河川国道事務所が2024年、国道23号のバイパス「鈴鹿四日市道路」について都市計画事業の認可に伴う事業説明会を地元で開催します。

 鈴鹿四日市道路は文字通り四日市市から鈴鹿市にかけて整備される7.5kmの国道23号バイパスです。現在整備中の国道1号「北勢バイパス」と、開通済の国道23号「中勢バイパス」をつなぎます。「中勢バイパス」は鈴鹿市から松阪市まで33.8kmに及ぶバイパスで、2023年11月に鈴鹿市内の2.8kmが開通。今回の鈴鹿四日市道路は、その開通区間の途中に接続する南北道路となります。 この北端につながるのが、整備中の「北勢バイパス」21.0kmです。伊勢湾岸道のみえ朝日ICから南へ向かう8.5kmが開通済で、2024年度には、さらに4.1km、南へ延伸の予定。 北勢バイパスから中勢バイパスまでが鈴鹿四日市道路でつながることで、この区間には海側から国道23号、同1号、そして「北勢バイパス+鈴鹿四日市道路」を合わせて幹線国道が3重化されます。中勢バイパスを含めると約60kmもの高規格道路が形成されることになります。 中勢バイパスの全線開通は、都市計画決定から実に40年以上かかった地域の悲願ともいえるものでしたが、さらに“その先”の道路ネットワークが見えてきつつあります。

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