トップで止まってない? 上げきる前に踏み込む『ステップ打ち』で下半身リードをマスターしよう

プロのドライバーショットは軽く振っているように見えるのに、ボールはものすごい勢いで空を切り裂いていく。それに対しアマチュアは、力感があってもボールに上手く力が伝わらず弱々しい球に。飛ばない理由のひとつは下半身リードができていないこと。ツアー3勝の矢野東に「最強ドリル」を教えてもらおう。

右足に体重を乗せきってトップの形を作ってから、左足に乗ってインパクトしていませんか。これだけを聞くと「何が間違っているの?」と思われるかしれませんが、上体が開いて振り遅れたり、左足に乗ろうとしてスエーの原因になります。

切り返しでは手元と左足で引っ張り合う関係を作ることが大事。トップを作ってから左に踏み込むのでは遅いんです。この引っ張り合いを身に付けるには、クラブを上げながら左足で踏み込んで打つ『ステップ打ち』がオススメです。

ドライバーで両足をそろえた形からスタートし、バックスイングの途中で左足を踏み出します。この“ラグ”を作ることで、手元と左足が引っ張り合う関係が体感できるし、自然に下半身リードを作れる。振り遅れを防げますし、ヘッドスピードも上がります。最初は肩から肩の小さい振り幅で行いましょう。

実際にスイングする際は両足をパタパタさせた後、左足を踏み込んだ反動で始動すると、体の回転でテークバックできますよ。

■矢野東
やの・あずま/1977年生まれ、群馬県出身。日大時代は同い年の東北福祉大の星野英正、専修大の近藤智弘とともに3強と呼ばれた。2000年にプロ転向すると、02年にシード入り。05年にツアー初優勝を果たすと、08年には2勝を含む10試合連続トップ10入りの活躍で自己最高の賞金ランキング2位に入った。現在はYouTubeチャンネル「矢野東 GOLF TV」でプロ目線の楽しい企画を配信している。ラキール所属。

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