“ザ・リンクス”に挑む古江彩佳 メジャー連勝へ泰然自若「自分は自分」

<AIG女子オープン 事前情報◇20日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

「ザ・リンクス」。これまでいくつものリンクスコースを経験し、結果を残してきた古江彩佳はセント・アンドリュースをそう表現した。“リンクスの中のリンクス”で、メジャー2連勝に挑むことになる。
全英ではカーヌスティにミュアフィールド、米ツアー初優勝を挙げたスコットランドのダン・ドナルドリンクスなど、名だたるリンクスを回ってきた上で、「いままでは海に近いコースばかりだった。このセント・アンドリュースはそれらよりも風が強い。ザ・リンクスだと感じます」と警戒を強めている。

ただ、リンクス特有の強風にも苦手意識はない。「ジュニアの時から(リンクスで)うまく打てていたので、そこから少しずつ自信になってきた。ひとつひとつのショットで風を読み切れたときが楽しい。風は嫌いじゃないです」とうなずく。それでも「準備としてはまだまだ足りない。この風なので。集めなきゃいけない情報もたくさんある」。初日ままでにコースの感触をさらに確かめていく。

7月の「アムンディ・エビアン選手権」でメジャー初優勝。先週の「ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン」では3位に入った。今季のトップ10入りは10回を数えており、日本勢の中でもノリにノッている存在だが、「メジャーをとれたのはたまたまだと思っている。私自身は(メジャー制覇しても)何も変わっていない」と謙虚な姿勢を貫く。

『泰然自若』という言葉がピタリとはまる。目の前の一打に集中することをモットーに掲げている24歳は「自分は自分。自分自身のままで挑むのが第一」。メジャー最終戦でも自分のプレーを見失うことはない。

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