アーセナル、WG強化に向けコマンのレンタルを画策か…バイエルンは放出容認?

 アーセナルがバイエルン所属のフランス代表FWキングスレイ・コマンに関心を寄せているようだ。11日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

 21シーズンぶりのプレミアリーグ制覇を目指すアーセナルは今夏の移籍市場での戦力拡充を画策。ブレントフォードからレンタル加入していたスペイン代表GKダビド・ラヤの買い取りオプションを行使し、ボローニャの躍進を支えたイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリとは5年契約を締結。その後はスペイン代表MFミケル・メリーノの獲得に向けてレアル・ソシエダとの交渉に臨んでいる。

 最終ラインに続いて中盤の強化に乗り出しているアーセナルだが、今夏の移籍市場ではウイング(WG)の補強も検討されているとのこと。同クラブではイングランド代表FWブカヨ・サカが主力を担う右WGについて“駒不足”との指摘がなされており、同ポジションの補強の噂が以前から絶えない。今回の報道によると、アーセナルはコマンの動向も注視しており、レンタルでの獲得に乗り出す可能性が浮上しているという。

 現在28歳のコマンはパリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で2013年夏にトップチームへ昇格。その後はユヴェントスを経て、2015年夏にバイエルンへレンタル加入すると、ウイング(WG)の主力に定着し、2年後に完全移籍への移行が発表された。同クラブではここまで公式戦通算294試合に出場し63ゴール66アシストを記録。現行契約は2027年6月末までとなっているが、今夏の売却の可能性も報じられており、その去就には注目が集まっている。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏や、ドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、現時点で複数のクラブがコマンに対して具体的な関心を寄せているとのこと。今夏にハンジ・フリック新監督が就任したバルセロナもそのうちの一つであり、レンタルの可能性について問い合わせを行っているようだ。なお、バイエルンはレンタルでの放出を容認する構えを見せているという。

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