ナビ・ケイタ、加入からわずか1年でブレーメン退団へ…今後はチーム練習に合流せず

 ブレーメンは8日、ギニア代表MFナビ・ケイタが他クラブ移籍に向けた準備のため、トップチームのトレーニングに参加しないことを発表した。

 2024-25シーズンの開幕が目前に迫るなか、ブレーメンは「ナビ・ケイタはトップチームのトレーニングに復帰せず、他のクラブでの新たな機会を探しながら個人でトレーニングを続ける予定だ」と発表。クラブとの現行契約は2026年6月末まで残されているものの、加入からわずか1年でトップチームを離脱し、新天地を求めることが濃厚となった。

 現在29歳のN・ケイタはボランチを主戦場とするプレーヤー。2013-14シーズン途中に当時リーグ・ドゥ(フランス2部)に所属していたイストルでプロデビューを飾ると、2014年夏にオーストリアの名門ザルツブルクへ移籍。中盤の主軸として活躍した後、2016年夏に加入したライプツィヒでは2シーズンの在籍期間中に公式戦通算71試合に出場し17ゴール15アシストをマークした。

 2018年夏にはリヴァプールへ完全移籍加入。先発起用の機会こそ限られていたものの、貴重なバックアッパーとしてユルゲン・クロップ監督率いるチームを支え、7年間で公式戦通算129試合出場11ゴール7アシストという成績を残した。昨年夏にはブレーメンへ活躍の場を移したものの、度重なる負傷やクラブから下された出場停止処分の影響により、公式戦の出場は5試合に留まった。

 また、2014年にデビューを飾ったギニア代表ではここまで国際Aマッチ通算56試合に出場し11ゴール4アシストをマーク。今夏にはオーバーエイジとしてパリ・オリンピック2024にも参戦した。

 今回の発表に際し、ブレーメンのクレメンス・フリッツFD(フットボール・ディレクター)はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「非常にオープンな話し合いにより、これが現在の状況において最も賢明な解決策であるという共通の決定に至った。第一に、我々は残りのプレシーズンと新シーズンの開幕に全力で集中したいと考えている。第二に、ナビはチーム内におけるスポーツ的状況が変わっていないことから、新たな挑戦を探したいと考え続けていた。彼のアドバイザーとも協力し、我々はできるだけ早くこの問題を解決したいと思っている」

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