髪が見違えるように綺麗になる、話題のアーユルヴェーダによるヘアケア法

女性も男性も髪の悩みは尽きないもの。パサつきやコシのなさ、くせ毛、白髪、薄毛など枚挙にいとまがないほどです。これらの悩みは食生活や間違った髪の手入れなどの生活習慣が原因となることが少なくありません。今回ご紹介するアーユルヴェーダ式ヘアケア法は、根本から原因を見直し髪質改善を目指すものです。

アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダとは、インドに伝わる伝統医学のことです。中国医学やユナニ医学(ギリシャ・アラビア医学)と共に世界3大伝統医学の一つとされています。アーユルヴェーダは医学と言っても、単に病気を治すことだけを目的とするのではありません。食や精神、あるいは幸福とは何かについて考えるなど哲学的な部分においても深く関わっており、生活全般において知恵を授けてくれるのがアーユルヴェーダなのです。アーユルヴェーダにおいて大事な基本理論とされるのがトリドーシャです。トリドーシャはヴァータ(風)・ピッタ(火)・カパ(水)の3つの要素から構成されています。この3つが身体の生理機能をコントロールしており、これらのバランスが崩れることで体の不調が起こると考えられています。

髪に毒素をためないことが大切
さらにアーユルヴェーダでは、体に溜まってしまう毒が病気や心の不調を招くとされています。毒とは口から入るものだけでなく、紫外線や薬品など皮膚を通して入ってくるもの、またストレスなどの刺激も毒となります。髪はこういった毒が排泄される場所と考えられており、何かとトラブルが起こりやすいのです。そのため頭皮や髪のケアにより解毒を心がけることが大切です。
まずはヘアケアの基本となる洗髪では、シャンプー・コンディショナー選びに気をつけましょう。頭皮は毒が吸収されやすい場所であるため、合成界面活性剤や防腐剤、酸化防止剤などの化学薬品がなるべく入っていない、自然なものを選ぶと良いでしょう。

アーユルヴェーダ式ヘアケア法とは
アーユルヴェーダ式のヘアケア法では、髪や頭皮を健康に保つためには、日々の生活で毒素を溜めないようにすることを考えます。そして美しい髪を作るには、まずは土台となる頭皮の健康を保つことから始めます。その基本となるのがヘッドマッサージ。アーユルヴェーダでは毎日のヘッドマッサージが欠かせないものとされ、インドではヘッドマッサージの方法は母から子へと受け継がれるほどとのこと。またサンスクリット語で「チャンピ」と呼ばれるヘッドマッサージは、シャンプーの語源となったとも言われています。これらのことからヘッドマッサージが重要であることがうかがえますよね。

ヘッドマッサージはいつ行っても構いません。オイルなど何もつけずに行うか、またはシャンプー前に、ゴマ油やツバキ油などの良質な天然ヘアオイルを使ってマッサージをするとより効果的です。ヘアオイルは髪をとかす時にも使用すると、髪が生き生きとしてきます。マッサージ用オイルにローズマリーやラベンダーの精油を数滴混ぜたものを使ってみましょう。髪のキューティクルが守られて髪が痛みにくくなります。
それから毎日の生活で髪や頭皮の健康を保つためには、毒となりやすい紫外線にも気をつけましょう。紫外線は10月頃まで強く降り注いでいるため油断は禁物。(えっ、秋冬でも日焼けするの? 実は怖い「秋冬日焼け」にご用心!)
日傘や帽子などで紫外線対策を怠らないようにしましょう。また髪を強く結びすぎることも、頭皮や髪にとってストレスとなります。

夜寝る時は髪を結ばないようにし、十分なブラッシングをしてから髪や頭皮を 解放し休息を与えてあげましょう。

writer:Akina

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