今季初ステップでV争いの20歳・吉澤柚月が笑顔の「100点満点」 新規大会の初代女王へ「なれたら最高」

<ロイヤルメドウカップ 2日目◇4日◇ロイヤルメドウゴルフ倶楽部(栃木県)◇6550ヤード・パー72 >

昨年11月のプロテストに合格し、年末のファイナルQTを28位で通過。今季レギュラーツアー前半戦を戦ってきた吉澤柚月が、初のステップ・アップ・ツアーの一戦でいきなり優勝争いだ。
20歳のルーキーがプロ初優勝に近づいた。レギュラーツアーには開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」から出場し、第1回リランキング前最後の「ニチレイレディス」まで皆勤賞。ところが予選を突破したのは最後のニチレイだけで、リランキングの順位は68位に沈んだ。出場優先順位を大きく落とし、ここからはステップが主戦場となっていく可能性が高いが、いきなりレギュラーツアーでの経験を生かした。

「ここ最近では一番のラウンド。100点満点です」と振り返るボギーなしの「66」。トータル7アンダーで首位に並んだ。これで最終日は最終組でのプレーとなり、勢いそのままにプロ初優勝を目指す。

この日はショットが絶好調。「きょうのバーディパットは、すべて2メートル前後から。それだけショットが安定していました」。結果が出ないレギュラーツアーで腕を磨いてきたが、そんな経験が下部ツアーで実った。「気をつけたのはリズム。きのうは速くなりすぎていたので、そこをうまく修正できました」と、修正力も身についての首位浮上だ。

「JLPGAツアーの前半戦出場はいい経験になっている。ピンを狙う、縦距離のマネジメントも生きています。あすはプロになって初めての優勝争い。自分がどこまでできるのか楽しみ」とはじける笑顔が印象的。プロ初年度で栄冠をつかみにかかる。

今大会は今年新設された新規大会。「初代女王になれたら最高です」と、優勝カップを掲げる姿を想像しながら最後の18ホールに向かう。今季ステップではルーキー優勝はいまだなし。第一号に向けて、最後まで戦い抜く。

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