全米オープンは「悔しい思いしかない」 清水大成が『65』でうっぷん晴らす首位発進

<日本プロゴルフ選手権 初日◇4日◇富士カントリー可児クラブ 志野コース(岐阜県)◇7164ヤード・パー71、7201ヤード・パー72>

10番からスタートした清水大成は前半と後半でそれぞれ3つのバーディを奪うプレーで「65」をマーク。6月に出場した「全米オープン」以降初めての試合で首位タイ発進を決めた。
初日を振り返り「安定したプレーができた」と評価。「ティショットはラフにいくこともあったが思った球が打てて、セカンドもしっかりパーオンできた」と”教科書通り”のプレーでバーディを量産した。

全米オープンでは惜しくもカットラインに1打及ばず「悔しい思いしかない」と初のメジャーを振り返った。また、「情報収集もしたかった」と唇を噛む。「ネイティブエリア(草むら)からのショットをもっとやっておけばよかった。バミューダ芝もやったことが無かったので」と苦い経験となった。

ただ、悲観するばかりではなく「戦える部分はあった」という。「そんなに置いていかれなかった」と今季のドライビングディスタンスは300ヤードを超えるパワーヒッターは「飛距離」で通用する部分があった。さらに、「ロングアイアンでグリーンを止められたことも自信になった」と収穫もある。

それでも、全体を通して振り返れば「全部課題だな」とポツリ。「ドライバーでフェアウェイに置く精度、パッティングをもっと入れたい」。持ち前の飛距離に今季の平均パット数も『1.6855』の1位を記録する清水を持ってしてもやはり海外ツアーの壁は高い。今回の悔しさがさらに火をつけたのか「かなり強くなりました」と海外志向はさらに高まった。

なお、国内に目を向けると今季はこれまで7試合に出場し予選落ちは1回、トップ10入りは5回と好成績を収めており「調子自体はずっと悪くない」と話す。まだ初日ではあるが初優勝も期待される位置に、「いい形で決勝ラウンドを迎えたいっていうのが一つ。そこから優勝目指して頑張ります」。蒸す暑さが続く岐阜で、爽やかな笑顔を見せた。(文・齊藤啓介)

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