来年からハードルが高くなる? 全米シニアOPの予選会が2段階に変更

今週は「全米シニアオープン」(27〜30日)がロードアイランド州のニューポートCCで開催される。日本勢は宮本勝昌、藤田寛之、増田伸洋の3人が、昨年の日本シニアツアーランキング上位の資格で出場するが、大会を主催する全米ゴルフ協会(USGA)は来年から出場者の約半数を占める予選会の仕組みを変更すると発表した。
50歳以上で戦うシニアオープンだが、今年は歴代3位となる3019人がエントリーし、全米24州の33会場で予選会が実施された。5月20日にハワイ州で開催された予選会では高橋朋載、横田真一が惜しくも2位、3位で出場権を逃したが、一昨年は同じハワイ会場から塚田好宣が出場権を獲得している。

これが来年からは男子レギュラーの「全米オープン」と同様に一次予選会、最終予選会の2段階に変更。さらにこれまでメジャー、ツアー勝利で得ていた出場資格も変更されることになった。

最大の変更はこれまでPGAツアー・チャンピオンズ(米シニア)で勝利した場合は2年(もしくは勝利の時期によっては3年)の出場権を得たのが1年に、メジャーの「全米プロシニア選手権」、「シニアプレーヤーズ選手権」、「リージョンズ・トラディション」勝者は5年の出場資格を得る。

PGAツアー・チャンピオンズ優勝者、年間レースのチャールズ・シュワブ・カップのランキング上位者、シニアメジャー大会の上位入賞者、州シニアオープンおよび州シニアアマチュア選手権の優勝者、世界アマチュアランキング上位者などは一次予選会が免除される。

予選会の会場などは未定、しかしレギュラーの全米オープンのように日本開催がなければ日本勢にとってはハードルが上がってしまうかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)

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