新幹線「超豪華な個室」どの車両に設置される? 既存車両も「改造」で導入へ

同じN700Sでも「1次車」と「2次車」では構造が違うそう。

東海道新幹線の計36編成に個室を導入へ

 JR東海は2026年6月14日、東海道新幹線にグリーン車を上回る個室を搭載したN700S新幹線車両を追加投入すると発表。これにあわせ、既存のN700Sにも改造工事を施して個室を搭載することを明らかにしました。

 N700S車両に導入される個室は、1編成あたり、わずか2室となります。JR東日本やJR西日本が導入している、グリーン車以上の快適性を誇る「グランクラス」は1両まるごと設定されていますが、それとはかなり異なる形です。  室内には専用のWi-Fiのほか、レッグレスト付きのリクライニングシート、個別で調整可能な照明・空調・放送などの機能が整備されます。オンラインで打ち合わせを行うビジネスパーソンなど、様々な利用層を想定しているようです。  JR東海は、2023年度から2026年度にかけて、N700Sの「2次車」を計19編成投入する予定。この「2次車」は、既に営業運転を開始している編成は個室を備えていませんが、今後落成する編成は最初から個室を搭載します。  今回、追加投入が発表されたN700Sは「3次車」にあたり、2026年度から2028年度にかけて計17編成が投入されます。この「3次車」は、全編成が当初から個室を搭載した状態で落成します。  JR東海は「既存のN700Sに個室を設置する改造工事は、個室の設置が間に合わなかったN700Sの2次車のみが対象となります。N700AやN700Sの1次車については、車両構造が異なるため、個室は設置しません」としたうえで、「2次車と3次車を合わせた計36編成に個室を導入する予定です」と話します。  改造工事で個室を設置する場所については「具体的な場所は未定ですが、デッキ部などの業務用スペースを転用します」とのこと。今後、東海道新幹線では、個室を備えた車両の割合が高まっていく見込みです。

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