不調続くも「今で良かった」 和久井麻由が3カ月ぶりのアンダースコア

<マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー第7戦 CREATION LADIES CUP(1日競技)◇4日◇葉山国際カンツリー倶楽部(神奈川県)◇6474ヤード・パー72>

昨年ポイントランキング2位の和久井麻由が、疲れた表情を見せながらも、笑顔でアテストを終えた。2バーディ・1ボギーの「71」と、耐えて手にした“赤字”のスコア。「3カ月ぶりのアンダーです。あざっす(笑)」と安ど感を示した。
2月「マイナビチャレンジマッチ THE Heroines 2024」では同じフィールドで戦った尾関彩美悠や横峯さくららツアープロを抑えて優勝。2年ぶりにカップを掲げた。だが、春先の好調は、3月のとある試合で出たたった一つのミスから崩れてしまった。

「ワンミスしてから、分からなくなっちゃった。悩んで、死ぬほど打ち込んで、手が痛くなるくらいやりこんじゃって。頭もおかしくなって、休みたいけど試合に出なくちゃ…という葛藤もあった」。4月の開幕戦は38位。第4戦、第5戦はそれぞれ23位、26位と結果が出なかった。不安を吹き飛ばすかのようにクラブを振り、練習場で13時間を過ごしたこともあったという。

母の後押しもあり、今大会には前向きな気持ちで臨もうとコースに入ったが、「とんでもないくらいコースが狭かった(笑)」。アップダウンが激しく、フェアウェイの幅も狭い。ショット不調の和久井にとって不安要素は多かったが、「ティショットは許容範囲に打てたし、セカンドもまあまあになってきた」。パーオンは決して多くはなかったが、アプローチとパターで拾い、ひさしぶりのアンダースコアにまとめた。

とはいえ、構えたときの「気持ち悪さ」はまだ続いている。「課題はたくさんあるので頑張ります」と、2次予選から出場するプロテストに向けて、体調を大事にしながら調整を進めていく。それまで残り3カ月。「(悪いのが)今で良かった、と逆に開き直って、練習に励んでいます」。きっかけを見つけるための時間はまだある。(文・笠井あかり)

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