藤本愛菜が単独首位、松井琳空海が6位と日本勢ともに好発進 ユニクロの米ジュニア大会が開幕

<ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ 初日◇29日◇フォールズクラブオブパームビーチズ(米国・フロリダ州)◇男子6757ヤード&女子5970ヤード・パー72>

全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)が主催する「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ」の第1ラウンドが終了した。今大会にはJGAナショナルチームの藤本愛菜、松井琳空海の2人が参戦しており、両者とも好スタートを切った。
女子の部では、藤本が5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。4アンダー・単独首位に立った。パッティングが好調で5月中旬に開催された「九州女子選手権」で優勝したが、その流れを初となる米国の舞台でも維持。芝目の強いバミューダ芝を「しっかり打ち切りました」と決め打ちで攻略した。

藤本のドライバーの平均飛距離は240ヤード前後で「日本では飛ぶほうですが、こちらでは普通ですね」と同じ組で回った選手の飛距離には驚いたそうだが、環境の違いに惑わされることはなかった。

昨年大会の女子の部では、ナショナルチームの先輩・荒木優奈が初日から首位を譲ることなく完全優勝している。同じ地元の九州で中学時代から腕を競いあっていた。「尊敬するライバル」が勝っているだけに、続きたい気持ちも強い。「プレッシャーはありません。いつもどおりのプレーができれば優勝できると思います」と力強く言い切った。

男子の部では松井が1イーグル・3バーディ・2ボギーの「69」でラウンド。トップと4打差の3アンダー・6位タイと好位置につけた。

ケガから復帰後の第2戦目ということもあり、不安もあったそうだが試合が始まれば「そんなことを言っているときでもないですし、できることを楽しんでプレーしました」と攻めのラウンドを披露した。

インコースからスタートした松井。最大の見せ場は終盤の8番パー5だった。残り220ヤードの2打目、風はアゲインストのなか、18度の4番ユーティリティでライン出しショットを放った球は2オンに成功。ピン2メートルにつけてイーグルを奪取した。終盤での会心のプレーに「今日は納得のいくプレーができました」と笑顔を見せた。

距離の測り間違いなどからボギーを喫するシーンもあったが、イーグルでそれも帳消し。「今日のようなミスをせずに明日はプレーしたい」と話した後は、練習場に向かい明日に向けての調整に30度を超える暑さの中で汗を流していた。

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