新型「ランドクルーザー」なぜカクカクに? 徹底的に「悪路」重視のカタチとは

やっぱり四角が至高?

「プラド」よりもだいぶカクカクした「ランクル250」

 トヨタは2024年4月18日、ランドクルーザーの新型車「ランドクルーザー250」を発売しました。従来の「ランドクルーザープラド」の実質的な後継ですが、そのスタイルはだいぶ「角ばった」印象になりました。

 角ばったスタイルは往年のランドクルーザーで見られたものでしたが、今回は「原点回帰」をテーマにエクステリアを刷新。本格的なオフロード車としての姿を追求し、過去モデルの知見に学んだというシンプルさと高品質感、無駄のなさから生まれる機能美などを、歴史性とモダンさの融合で実現したといいます。 車体のコーナーの無駄な角をそぎ落としたことで、狭い場所での取り回し性を向上。ボンネットの形状も四隅が掴みやすくなっているそうです。フロントガラスの下端は、中央を低くして路面を見やすく、両サイド側は高くして角を認識しやすくしているのだとか。 また、側窓の下端のベルトラインも、前席から後席にかけて一段低くしています。これは往年のランドクルーザー70系に習ったもので、側方路面ののぞき込み確認を容易にしているそう。ドアの下部も、ややそぎ落としているのは、岩などに当たるのを避けるとともに、70系との親和性も意図したものだそうです。 フロントフェイスも、ランプなどの機能備品をきちっとひとつの“門”の中にまとめ、引き締まった印象を強調しているといいます。フロントバンパーは破損しやすい角だけを交換できるようになっているほか、ヘッドランプ類も交換が容易になっているといいます。 内装のインパネ周りも物理スイッチが多めで、それぞれ機能ごとに異なる形状とすることでブラインド操作に配慮しています。さらに、ディスプレイの手前には手を置くスペースがあり、安定した画面操作ができるようになっているそうです。運転席の脚の両側にはニーパッドも設置し、悪路でも姿勢を保持できるようになっているとか。 路面の状況に応じた6つの走行モードに代表される走行性能だけでなく、徹底的に悪路走行性を追求した結果が、内外装の「角ばった」スタイルに現れているようです。

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