「トランプ空港」誕生か!? 「政治家名がついた空港」実は海外だと一般的 人名が変わった空港も!?

米・ダレス国際空港を「ドナルド・J・トランプ国際空港」へ名称変更を求める法案が提出されました。実は海外では、空港名に政治家などの人名が冠されるケースというのは珍しいものではありません。

「もしトラ」以前に「トランプ空港」誕生するかも!?

 アメリカ共和党の下院議員7人が、同国の首都、ワシントンにほど近いダレス国際空港を、トランプ前大統領の名を冠した「ドナルド・J・トランプ国際空港」への改称を求める法案を提出したと報じられ、話題となっています。 実は海外では、空港名に政治家をはじめとした人名が冠されるケースというのは珍しいものではありません。どのようなものがあるのでしょうか。

 ダレス国際空港も、そもそもは政治家にちなんで名づけられました。由来はジョン・フォスター・ダレス元国務長官で、日米安全保障条約作成の中心人物としても知られています。 このほかたとえばアメリカでは、ニューヨークのJFK国際空港、ハワイ・ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港がこれにあたります。 JFKは1963年に暗殺されたアメリカ合衆国のジョン・F・ケネディ元大統領にちなんだもの。実は同空港は開港当初、アイドルワイルド・ゴルフ場の敷地を利用し空港としたことから、「アイドルワイルド空港」という名称がついていましたが、暗殺事件のあった約1か月後の1963年12月、同氏の功績をたたえ、空港名が変更されました。

ホノルルや欧州では?

 ホノルルの空港名となっているダニエル・K・イノウエ氏は、ハワイ出身の政治家で、アメリカ合衆国の上院議員を約50年間勤めるなど、同地域の歴史で突出した功績を残したことで知られます。空港名の改称は2017年に実施されました。 ちなみにこの空港は、1927年に「ジョン・ロジャース空港」として開港。このジョン・ロジャース氏は、第一次世界大戦の海軍将校とされています。つまり、この空港はふたりの人名が空港名に盛り込まれた珍しい歴史をもちます。

 フランス・パリの空の玄関口、シャルル・ド・ゴール空港にも元フランス大統領シャルル・ド・ゴール氏の名前が冠されていますが、こちらは政治家というより、歴史上の偉人です。政治家としての功績だけでなく、同氏は第一次世界大戦で陸軍に所属し、第二次世界大戦中では自由フランス軍を樹立してナチス・ドイツに対抗するなどしており、「フランスの英雄」として認識されているようです。 ちなみにJFK空港と並びニューヨークの空の玄関のひとつであるラガーディア空港も、空港建設の陣頭指揮をとったフィオレッロ・ラガーディア前ニューヨーク市長の名が冠されています。一方、シャルル・ド・ゴールとともにパリ近郊の玄関口であるオルリー空港は、地名に由来する名称です。 ちなみに、日本で人物名が冠された空港は、「高知龍馬空港」くらいでしょうか。これもあくまで、高知空港の愛称です。

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