統合問題の“緊張緩和”に? タイガーら選手理事会がアルルマヤン会長と秘密会談へ

“第5のメジャー”と呼ばれる「ザ・プレーヤーズ選手権」の会場で「タイガーらPGAツアーの選手理事会が、PIFのアルルマヤン会長と個人的に会う」との情報が流れた。最初の報じたのは米ゴルフウィーク誌で「6つの情報網から確認できた」という。
選手理事会はタイガー・ウッズ(米国)を代表に、パトリック・キャントレー、ジョーダン・スピース、ピーター・マルナッティ、ウェブ・シンプソン(いずれも米国)、アダム・スコット(オーストラリア)の6人。ウッズを除く5選手はプレーヤーズ選手権に出場している。

場所は大会が行われているTPCソーグラス近く、つまりPGAツアー本部のあるポンテ・ベドラ・ビーチで、どこかの私邸で行われる予定。先週、PGAツアーと新たに設立するPGAツアー・エンタープライズと選手間のリエゾン(連絡係)として“プレーヤーディレクター”に加えられたジェフ・オギルビー(オーストラリア)は、ミーティングのためにウッズとともに同地を訪れるという。

プレーヤーズ選手権を予選落ちとなったスピースは、「アルルマヤン会長と面談する可能性があること以外に、ぼくはあまり伝えることはない。ただ、僕たちツアーメンバーはどの時期にどんなことが起こる可能性があるのか、知るべきだと思う。しかし、ただ会うだけなのかもしれない。ただ選手らからは会うことを大きく勧められている」と第2ラウンド終了後に話した。

PGAツアーのジェイ・モナハン会長はプレーヤーズ選手権の開幕前に公式会見を行ったが、「交渉は進んでいるが、公にするものではない」と新しい事実を公表することはなかった。

来週の火曜日にはモナハン会長と選手理事会のメンバーが会議を持つ予定だが、アルルマヤン会長とミーティングはそれに先立つもの。ウッズらがアルルマヤン会長と直接話すことで、現在PGAツアーとアルルマヤン会長が率いるサウジアラビアの政府系ファンド、PIFとの統合問題に対しての“緊張緩和”となるのか。注目される。(文・武川玲子=米国在住)

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