尾関彩美悠さん、何でアイアンのネックに鉛を貼っているんですか?

ツアーの会場で尾関彩美悠のアイアンを撮影すると、変わったところに鉛が貼られていることを発見した。ヘッドバランスを重くするのならば、構えたときに見えないようにバックフェースに貼ることが多い。また、シャフト先端に貼るケースもよく見られるが、尾関はネックにグルッと鉛を貼っている。一体どういう意図があるのか。ティーチングプロであり、尾関のコーチを務める父・美成さんに聞いてみた。
「アイアンのヘッドの重心距離が少し長いので、球がつかまりにくい傾向にありました。鉛を貼ったのは、よりヘッドターンさせてつかまるようにしたかったからです。鉛をヘッドのネック側に貼れば、当然重心距離は短くなって、ヘッドをコントロールしやすくなります」

『スリクソン ZX5 Mk II』のバックフェースやシャフト先端などあちこちに鉛を貼って試したところ、バックフェースのヒール側に貼るよりもネックに貼った方がつかまりが良かったという。「ヘッドターンする感覚が一番あったみたいです。いつも、娘の体感で一番合ったケースを選んでいます」。

また、ドライバーはシャフトの先端に鉛を貼っている。「ここに貼るとシャフトがしなって、しなり戻るような感覚があったようです。シャフトをより軟らかく感じて振りやすくなったと言っていました。ヘッドに貼るよりもつかまる感じがあったので、ここに貼っています」。ドライバーのヘッドにはスリーブがあるため、ネックに貼ることはないそうだ。

アイアンはフェードを打ち、ドライバーはストレート~ナチュラルドローを打っているという尾関。ドライバーはよりシャフトをしなり戻らせてボールをつかまえていると推察できる。鉛はドライバーだと1g以上使い、アイアンは1g以下を使う。いまいちショットの調子が出ないようであれば、尾関のようにいろいろ鉛をクラブに貼って、感触と弾道を確かめるといいのかもしれない。

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