
<明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント 3日目◇9日◇土佐カントリークラブ(高知県)◇6273ヤード・パー72>
「優勝で恩返しを」。そう口にしていた大会ホステスプロの勝みなみは9位タイから3日目をスタートするも、スコアを1つ落とし11位タイへと後退した。
3番パー5では、幸先よくバーディ。しかし7番パー5では「いい感じに打てた」という3打目がグリーンをオーバー。砂地というライからのアプローチでグリーンを捉えることができず、5オン2パットのダブルボギーとした。それでも11番、12番で連続バーディを奪いダボを帳消し。仕切り直しかと思った矢先に14番から連続ボギーを喫してしまった。
「後半のパットのイメージが良くなくて…」。14番では3パット、15番では1メートル弱のパーパットを外した。「ラインは読めていたけど、球を捕まえきれていなかった」と技術的な部分でミスが出てしまったが、メンタルやリズムが悪いというわけではない。最終日に向けてパッティングの修正に取り掛かる。
ただ、「ショットはまったく問題ないです」ときっぱり。「明日はいいことがあるかなと思って、今日は切り替えようと思います」とショットの”好材料”があるからこそ、肩を落とさず笑顔でラウンドを終えられた。
ファイナルラウンドは「1つでも伸ばして笑顔で(明治安田の)会長に会えるように」。首位との差は大きく開き、”恩返し”は難しい状況ではあるが、少しでも上を目指し、気持ちのいい形で自身国内初戦を終えたい。(文・齊藤啓介)