小学生ママのお疲れ様「夏苦労」

楽しい楽しい夏休み、なのは子供だけ。小学生ママにとって実は、夏休みは長い調整期間であり、家事が増え、子供の行き先を心配する苦労期間。「早く夏休みが終わって欲しい」という愚痴は小学生ママのあるあるです。学校も給食もない40日以上の夏休み、一体どのようにやり遂げていくのでしょう?保育園ママには未知の世界、これから迎える年長さんママには必見の小学生ママ「夏苦労」をお届けします。

毎日お弁当の悪夢

保育園時代と同様、区や市の小学校であれば基本は給食です。ところが、これは学校がある日の話し。夏休みなど「お休み期間」は給食がありません。
学童を利用する子供たちは基本がお弁当。ワーママにとって今までなかった朝のお弁当作りが、夏休みの始まりと同時にやってきます。たまに作るのこととはわけが違い、毎日になると献立に悩み、慣れないことに辛ささえ感じる日も。
時にパンを持たせ、前日のカレーやシチューを持たせるなど、日々バリエーションとの闘いです。お弁当づくりで改めて感じる給食のありがたさ、仕事を休めるならお弁当作りから解放されたい。そんな衝動と葛藤するのも、ワーママの宿命です。

合宿や両家へお泊り三昧

共働きの家庭では、夏休みといってもとりわけ仕事が休みではないので、家の中は夏休みらしい雰囲気がありません。そこでもってこいなのが、サマースクールや合宿、両家への長期お泊りです。普段経験できないキャンプや、習い事で頑張っているスポーツのスキルアップ、親元を離れて数日間お泊りする経験など、長期にわたってチャレンジしやすい夏休みならでは。
学童のみで毎日で学校へ行くような子供にも、新たに良き経験ができるチャンス。ママはお弁当だけでなく、子育てからも解放されるで、唯一リフレッシュできるニンマリ期。

留守番の工夫は1人より2人
ママの帰宅時間に合わせて学童にいてくれればいいですが、1人でお留守番ができるようになると、早めに帰宅をして家で過ごす子供もいます。
そんな時、冷房をかけているか、おやつは食べたか、何をして過ごしているのか、ママは気がかりで仕方ありません。携帯を持たせていても、バッグに入れっぱなしで出なかったり、学童へ忘れてきてしまったり。
また、2年生3年生になると、学童をやめてしまう子供もいます。自由に遊びたい子供たちにとって最適なのは、お友達と留守番をしてもらうことです。親同士の連絡を取り合えば、居場所がわかるのでなお安心です。

親も子も夏は成長期

40日以上ある夏休み、ママは普段なれないお弁当作りに奮闘し、留守番の仕方に頭を抱え、ハラハラドキドキ。子供は自由時間を存分に遊び、学び、独立心が芽生えていきます。夏が終わると子供は背が伸び、足が大きくなるように心も成長するもの。
好きなことに没頭し、のびのびと夏を過ごしていきます。ママはそのサポート役ですが、ママもお弁当作りのテクニックを学び、イレギュラーな時間帯でも子供との連携が取れるような逞しさを身につけていくのです。「夏苦労」は多々あるものの、夏休みはやっぱりいいものだと終わる頃には思うもの。
そして「良く頑張った私」と、ママ自身が自分を褒めたくなる達成感も、夏休みも醍醐味なのです。

(文・森 初世)

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