米海軍の最新空母「ジョン・F・ケネディ」初の電磁式カタパルト試験を実施

中国海軍でも実用化しようとしています。

就役は2025年の予定

 アメリカ海軍は2024年2月22日、ジェラルド・R・フォード級空母の2番艦「ジョン・F・ケネディ」の電磁式カタパルトの射出試験を実施したと発表しました。「ジョン・F・ケネディ」は2024年現在、バージニア州ニューポートニューズ市にあるハンティントン・インガルス・インダストリーズ(HII)社のニューポート・ニューズ造船所で建造中です。 艦番号はCVN-79で、2015年8月22日に起工、2019年10月29日に進水、そして2019年12月7日に命名式を実施しています。就役は2025年の予定ですが、このたびアメリカ海軍の正規空母としては必須装備といえる電磁カタパルトの最初の動作テストが行われました。

 電磁カタパルトは、ジェラルド・R・フォード級空母の1番艦「ジェラルド・R・フォード」で初めて搭載された最新の射出機で、それまで主流であった蒸気式カタパルトと違い、エネルギー効率が高いことや機器配置の制約が少ない、低コスト、システム起動が早い、発射間隔が短いなどといったメリットがあります。 ジェラルド・R・フォード級空母には電磁式カタパルトが4本搭載されるため、試験はこの後も継続して行われる予定です。

【飛べ~!!】「ジョン・F・ケネディ」電磁式カタパルトの初試験を動画で見る

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